徹釣流鮎の冷凍方法

2012年8月公開

冷凍は急速冷凍、低温冷凍がいい事が分かっています。

しかしながら家庭用冷蔵庫の冷凍室及び家庭用冷凍庫では能力に限界があり、工夫のしようが有りません。

せいぜいアルミトレイに載せ急速冷凍モードにするだけです。

 

ただ冷凍には脂焼け(あぶらやけ)(冷凍焼け)と言う問題もあります。

うろこの大きい、皮の厚い魚、多くは海魚では、皮を食べなければそれほど気にならない場合がありますが、鮎の場合うろこがほとんど無く皮も薄く皮を食べるので脂焼けが気になります。

鮎の場合皮の部分が美味しいので積極的に皮を食べることから脂焼けには敏感です。

 

脂焼けとは魚等の脂肪分が酸化することです。

酸化は空気と触れることにより起こるので空気を遮断すれば防ぐことが出来ます。

 

一番いい方法は

真空パックです。・・・・・そんな機械は持っていません。

鮎一匹をビニールに入れ、水が入らない程度に水に沈め空気を追い出し密閉します。・・・・・空気の追い出しも不十分で兎に角面倒である。

徹釣も以前やっていた方法であるが、タッパーやジッパー付き袋に鮎と水を一緒に入れ凍らせる。・・・・・空気は遮断できるが、水の比熱が大きいので鮎の周りの水が凍った後、鮎が凍ることになるので急速冷凍とは程遠いものがある。

比熱が大きいとは何かと言うと、熱しにくく冷めにくい、凍りにくく溶けにくいという事です。

 

そこで徹釣流鮎の冷凍方法を考え実践しています。

それでは御紹介します。

 

 

ペーパータオルを濡らしその上に鮎を載せます。

 

一回で食べる分に小分けします。

小さい鮎の場合は多めに載せます。

その上にペーパータオルをかぶせ、水で濡らして鮎に密着させます。

 

鮎ごと巻いた後にさらにペーパータオルを巻いて水で濡らし、端をしっかりと閉じます。

 

巻くことにより空気との接触面積を減らし、無駄な空間も少なくなりコンパクトになります。

 

これをジッパー付き袋に入れ急速冷凍します。

 

解凍する場合は一巻き単位で解凍できます。

この方式は濡らしたペーパータオルが凍ることで氷の幕で鮎を覆う為、空気を遮断できます。

 

水の量が少なくて済む為、急速冷凍できます。

 

他の魚にも有効で脂焼けを低減させることが出来ます。

 

是非お試し下さい。

 


真空パック器

2019年6月29日

真空パック器を購入しました。

アメリカが本部ですが製造は中国です。

 

専用真空パック袋でなくてもロール状の物を使えるので選びました。その方がランニングコストが安くなると思ったからです。

説明書は英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語、で書かれていますが日本語訳がひどいです。

日本語の使い方がおかしいのとLEDランプの説明も場面によって赤と緑の内容が逆転していたりします。

英語以外は正しいかどうか分かりませんが英語の説明は正しいようです。

中国人が和訳しているようですが酷い物です。

試しに使って見ましたがまあまあ使えます。

業務用の全体を真空状態にした容器の中でシールするタイプの物に比べると全然真空度不足ですが値段が値段ですからこんなものでしょう。

鮎や魚の場合は生のまま真空パックするよりペーパタオルを濡らして包んだ後、真空パックして冷凍する方がより冷凍焼けを防ぐ事が出来ると思います。

只、平たく並べて真空パックできるので解凍もしやすくなるのがメリットと思います。

その他、干物にも使えます。

どちらかというと干物を真空パックしたいが為に買ったようなものです。

 

真空度はイマイチですがそれほど長期の冷蔵、冷凍保存するつもりは無いのでこれぐらいで充分使えると思います。