折り畳み式宅配ボックス

2017年3月

宅配ボックスを自宅に設置することにしました。

 

今、宅配業界は人手不足で大変な状況の様です。

我が家ではネットで買い物を良くしているので少しでも手助けになればと考えました。

いつも時間指定で頼んでいるのですが、いつでも宅配ボックスで受け取る方が配達する方からすれば一番いいはずです。

 

設置場所の点からただのボックスではなく、折り畳み式にすることにしました。

 

ボックスは折りたたみコンテナ50Lを使用します。

 

容量は50リットルです。

勝手に展開しないようにパッチン錠ZY-144を取り付けました。

鍵を掛けれるようにストロング掛け金60mmを取り付けました。

 

今回60mmを使用したのですがもう少し長い方が取り付けやすいと思います。

ボックスを組み立てた後、サイドから開けられないようにストッパーを掛けられるようにするためLアングル20×20×t2を加工し取り付けました。

左の黒い筒はシャチハタです。通常の印としては使えないように

余計な物が付いていたり、何とか読めますが字体があちこち切れています。

ストッパーを掛けた状態です。

この状態ではサイドから開けることは出来ません。

角パイプ20×20に横丁番を取り付け荷重を受け止める脚としました。

脚を収納するアングルを20×t2のアルミで製作しました。

ボックスを展開すると自動的にストッパーは外れます。

設置用アルミバーを2本取り付けました。

ボックスの展開方法を番号を付け解説しました。

番号順に指示した動作をすれば展開出来、組み立てられ荷物を入れられます。

「宅配BOX」の銘板の下に郵便番号、住所、名前を書いたテープを貼る予定です。

ボックス内部の様子。

下にt4の板を敷きます。

ドアに設置しました。

 

ただ引っ掛けているだけではありません。

外からは外して持ち去ることは出来ません。

ドアには穴あけはしていません。

鍵にダイヤル式のものは使わない方がいいでしょう。番号は解読できますから。

パチン錠を外して前面を手前に引くとこのような形になります。

カギを外してストッパーを外してフタを開くとこのような形になります。

置いてある板が見えます。

板を押し倒しサイドプレートを左右に押し込み左右ストッパーを掛けるとこの形になります。

 

これで荷物が入れられる状態になります。

シャチハタには90cmのリールを付けました。

荷物を入れた後、フタをしてストッパーを掛けカギを掛けて完了です。

 

 

これで完成です。



2017年3月20日

徹釣は過去に短期ではありますが宅配のアルバイトをした時があります。

その時の経験から気づいた点を述べます。

配達区域が決まると自ずと効率的な配達をするためにルートが決まってきます。

不在のお宅があると不在票を置いてきますが色々とまわっている内に近くを通った時に寄ることがあります。在宅しても不在票を見ていない人がいるからです。

通常は不在票を見て連絡をしてくれるのですが、連絡を受けたらそこへ向かわなくてはなりません。そうするとルーティーンが崩れてしまいます。

時間指定というのもありますがこれも特定の時間帯に集中しがちになりルーティーンも崩れ対応できなくなりがちです。

 

従って荷物量が多くなり過ぎると再配達や時間指定を無視して効率の良いルーティーンを守ろうとしている会社や配達員が出て来る要因となります。

不在、不在再配達、時間指定配達はルーティーンを壊し配達効率を低下させます。

 

これを防ぐのには宅配ボックスの設置は必要不可欠です。

 

コンビニや駅、配達拠点などに大規模宅配ボックス集合体を設置しようとする動きがありますが、これもいいようですが取りに行かなければならないので面倒です。

究極は各自宅に宅配ボックスを設置することでしょう。

 

今回製作した宅配ボックスは横に取り付けましたが、普段使わない時に置いておける場所や掛けて置ける場所があるならば、チェーンやワイヤーで持ち出せないように繋いでおいて使用時に床に置いて上から荷物の出し入れを行うような使い方をすれば良いと思われる。

北海道などにある風除室がある自宅ではこの方法が有効であると思われる。

いずれにしても簡単に荷物を取り出せないように鍵を掛ける事はもちろんの事、構造的にも考慮され宅配ボックスごと持ち出せないようになっていることが必要です。

簡単に盗めるようになっていては犯罪を誘引することになるので、絶対やめなければなりません。

 

折り畳み式宅配ボックスは使用しない時に薄くなりますので邪魔にならず非常に有効な方式だと思います。

これであれば各戸に設置可能と思われます。

ただそれぞれの家やアパート、集合住宅に適した形状の折り畳み式宅配ボックスがあるとは思いますが。

 

 


ドアの内側にボックス部分が折りたためる構造を考えました。

通常時の折り畳んだ状態。

 

カバーを開きボックス部分を展開した状態。

 

 

 

荷物を収納しカバーを閉じた状態。

 

 

ドアの内側からボックス部分を開き荷物を取り出せます。

ドアの内側にボックス部分が折りたためる構造の折り畳み式宅配ボックスを考えてみました。

ドアの内側には通常只の床があるだけで、物があるとしても靴ぐらいなので20~30cmより上は何にも無い空間があるだけです。

従ってボックス部分が荷物がある時だけ展開して箱があっても邪魔にはならないと思う。

この方式はレ社の蛇腹式宅配ボックスよりも大容量にでき重量物も入れられると思う。

 

カバーを開くとカバー部分が水平になり荷物が入れやすい。

カバーを開くと自動で、あるいは内部のレバー操作で折り畳んであるボックス部分が展開して荷物が入れられる状態になります。

そして荷物を入れてカバーを閉じるとロックが掛かりドアは開けられなくなります。ボックス部分が展開している状態ではロックが掛かる構造になっており表からは開けることが出来ません。

荷物はドアの内側からボックスの折り畳み部分を開放して取り出すことが出来ます。

そして荷物を取り出した後、折り畳むと再び表からカバーを開くことが出来るようになります。

このボックスには鍵は有りません。

部屋に入らなければ荷物を取り出せないので部屋の鍵が宅配ボックスの鍵とも言えます。

 

この方式の利点は

スッピンや入浴中、トイレ中、入浴後、パジャマ姿などの出れない事情があっても荷物を受け取れる。

荷物を取りだす為にドアの外に出なくてもいい。

鍵が無いので安全性が高い。

通常は薄く折り畳んであるのでスペースも取らず存在も気にならない。

設置はこのボックスが付いたドアに交換すればいいので簡単である。

既設のドアを改造する場合は仮ドアに交換しておいて改造すればいいので交換自体は短時間で簡単である。

 

構造については、これだけの説明では分かりづらいので紙で模型を作って説明しようと思う。


2017年3月23日

板をドアとするとこのように薄く設置されます。

ドアの内側に通常このような形で付いています。

まず左右が展開されます。

下側のL型受けで荷物の荷重を支えます。

 

上の写真では折り畳んであるので分かりませんが、この様に底部、奥壁、天井部分が折り畳まれています。

その折り畳まれている部分を展開するとこのように密閉したボックス形状になります。

 

ドアの内側なので密閉構造にしなくてもいいように思うかもしれませんがサムターン解錠に対応する為、必要です。

荷物を取り出すにはドアの内側でボックスの天井部分を外して開くと全てがオープンになるので、楽に取り出せます。

これを実現するには細かい細工や機構が必要ですが可能だと思います。

特許を取るつもりは無いので住宅メーカー、住宅機器メーカー、ドアメーカー、宅配ボックスメーカーさん等々に開発してもらいたいです。

これが各戸に付いて郵便受けや新聞受けなどと同じように常識的で当たり前の設備になることを願っております。