徹釣鮎仕掛け巻3

2025年9月7日

徹釣鮎仕掛け巻2を製作している時、もっといい仕掛け巻を作れるヒントを得て作れる可能性を見つけることができました。

2026年のメーカーの新作を待って、メーカーから新製品が出なかったら自分で作ろうかと考えていたんですが、メーカーから新製品が出る保証もないし、出ても納得できるものではないこともあるし、何よりも来年まで待つことの我慢もできなくなり、徹釣鮎仕掛け巻3を作ることにしました。

 

左のS社の仕掛け巻と右のD社の仕掛け巻

(ケース付き)を組み合わせて1個の仕掛け巻を作ることにしました。

この様に分解しました。

D社のスプールにΦ25の穴をあけました。

S社の蓋部分(スプール)を金切りばさみでポップアップ機構部分を切り取りました。

上記の2つを合体させサンアロー接着液で接着しスチロール系プラスチックで仕切りを接着しました。(黒い部分)

そしてS社のスプールの切り取った部品で補助的に接着を強化するために添えて接着しました。

スリットを元々あった3か所に加え十字及びその間の計8か所をめどにスリットを追加した結果、10か所のスリットになりました。

一晩充分に接着するように置いておきました。

S社の部品の回転用突起部分をニッパーで切断し、周囲のつば部分もニッパーで切断しました。

 

この切断部分は上の写真の接着強化部品として使いました。

D社のスプールの蓋部分の回り止めを切断しました。

ハリス止めをつけるための穴Φ3.3をあけました。

回り止めを接着し糸止めにはD社の物を取り付けました。

D社のケースの中心の突起部分を1mm以上カットし、ステンレスビスM3×8とSW、ナットを入れ中心にΦ3.3の穴をあけSWとナットで取り付けました。

スプールとカバー部分を合体させるとこのようになります。

 

この時スプールの回り止めとカバーの回り止めを合わせて押し込みます。

ドリル刃9ミリのお尻部分を熱しカバー部分に押し付け、スプール回転用のディンプルを作りました。

 

失敗した場合はΦ9の穴にしました。

D社のケースに入れました。

 

この状態でスプールを回転させることができます。

 

逆針、鼻カン、背針の仕掛け部分はスプールをケースから取り出してポップアップして収納した後、ケースに収めスプールを回転させラインを巻き取ることができます。


製作後記

徹釣鮎仕掛け巻3が出来上がったので、徹釣鮎仕掛け巻き2にあった欠点が解消されたので2を3に改造しました。

それがこれです。

D社のスプールを追加購入しました。

 

そのうち徹釣鮎仕掛け巻徹釣鮎仕掛け巻3に改造しようと思います。

 

最初から設計製作できればもっとスマートに使いやすい物ができると思いますが、素人のDIYによる改造では限界があります。