徹釣の鮎仕掛けはスーパーウエポン紫電改という特殊仕掛けの為、一般市販の仕掛け巻では不都合があったりするので改造して使っているのですが、いまいち納得のいく物はできません。
所が先日、目から鱗が落ちる発見があり徹釣鮎仕掛け巻2を製作することにしました。
昔のS社の鮎仕掛け巻を使っていたのですが、これはポップアップ式でスリットから逆針、鼻カンなどを中に入れられる物ですが、以前、中で絡んで中々外すことができず、それ以降鼻カン仕掛けを入れるものとしては使っていませんでした。
それが絡まない方法を見つけたので、このS社のスプールを改造して使うことにしました。
現在S社から販売されている仕掛け巻の一つのタイプはこれです。
透明になって形状は若干以前とは違いますがポップアップ式です。
スリットも8か所あります。
透明になった分、鼻カン、逆針、背針がどこにあるか分かるので透明になったメリットはあると思います。
探した結果、D社のケースに入ることが分かりました。
D社のケースの内部の突起部をカッターで全て取り除いたら何とか収まります。
鮎竿に仕掛けをセットする時や、仕掛けを仕舞う時はケースから外して使います。
ケースはあくまでも保管のために使うのみです。
仕切りを4個付けました。(黒線部分)
材料はDAISOのスチロール系プラスチック製のディプレイスタンドを切断加工して接着しました。
接着剤はサンアロー接着液を使用しました。
透明素材の為、見えにくいと思い黒で塗りました。
部屋が4個になりスリットが8か所の為、1部屋に出入り口がそれぞれ1か所となります。
一番最初の写真にある物を使っていた時、鮎竿に天糸をつなぎ竿を伸ばしながらラインを伸ばし仕掛けの所で緩んだため、鼻カンとサカサ針及び仕掛け糸が絡んで取れなかった経験があります。
ラインを緩めなかったら起きなかったかもしれませんが、部屋が1つの仕掛け巻では、これはいつでもありうることです。
この悪いイメージからこれを使ってし仕掛け巻を改造してでも作ることは考えてきませんでした。
それが発想の転換と言いますでしょうか、ひょっとしたことから使えると思い始めたのです。
その結果がこれです。
部屋が4つあり、鼻カン、サカサ針等を1つの部屋に1個しか入れないようにすれば、ラインが緩んだとしても絡むことはないでしょう。
徹釣仕掛け巻2を完成させましたが、まだ満足はしていません。
市販品の改造には限界があります。
そもそもS社の仕掛け巻には問題点があり、その部分は改造では解消されません。
それは鼻カン、逆針の仕掛け部分をスリットから入れて収めたとしても、ラインを巻き取るときはひっくり返してラインを巻き取る状態になるからです。
このひっくり返す作業によりラインを巻いている時、鼻カン、逆針及び仕掛け糸がスプールにこすれてしまうからです。
これは部屋を4つにしても解消されません。
来年メーカーから新しい満足のいく仕掛け巻が発売されなかったならば、新しい仕掛け巻を考えて改造してみようかと思います。