収縮チューブの収縮

2012年10月公開

現在、釣り仕掛けに収縮チューブを使うことが多くなってきているように思われます。

それは仕掛けの姿勢を保つためだったり、絡み防止だったりしますが良く使われるようになったと思います。

 

ゴムチューブが今まで使われてきたと思いますが、ゴムチューブに比べ厚さが無いので引っかかりにくい、細く出来空気抵抗が少ない、目立たないというメリットがあります。

 

収縮させるために熱を加えるわけですが、一般的には市販のヒートガンを使用していると思われます。

しかしヒートガンは結構いい値段がしますし、それほど頻繁に使うわけでもないので高くつくことになります。

 

その代わりに安いヘアドライヤーを使い温風の出口を絞り風量も押さえて吹き出し温度を高くして使う方法もあります。

温度ヒューズを使ったドライヤーはすぐ切れるので使えません。

サーモスタットを使った物もすぐに安全スイッチが働いてしまう事を覚悟して使用しなければなりません。

 

他にガスライターなどの火を使う方法もありますが上手くやらないと溶けたり中のハリスにダメージを与えることになります。

半田コテを使う方法もありますが均一に収縮させることが難しいところがあります。

又、熱湯につける方法もありますが危険なところもあり、ハリスにダメージを与える可能性もあります。

 

そこで徹釣は手軽で簡単、均一に収縮できる方法として蒸気を使う方法で収縮しています。

その方法を御紹介します。

 

まず、ヤカンに水を少々入れ火にかけます。

 

水蒸気が勢い良く出てきました。

 

多くの水を入れる必要は有りません。

 

作業が終わったらこのお湯でコーヒ-でもどうぞ。!

参考例として、このように天秤にハリスを結びます。

収縮チューブをかぶせます。

このように収縮チューブを蒸気に当てます。

 

写真は片手ですがこれは写真を撮るためで、通常は両手で両サイドを掴み、ハリスを指でひねって収縮チューブが回転するようにして全周にまんべんなく蒸気が当たるようにします。

 

水蒸気なので蒸気部分から仕掛けを外すと収縮チューブ部分に水滴が付いています。

つまり蒸気が結露しているわけで、その分温度が下がったことになります。

このことから収縮後、蒸気からすぐ外せば中のハリスにダメージを与えることは有りません。

綺麗に収縮できました。

 

金もかからずお手軽簡単均一に収縮させることが出来ました。

 

これでハリスが天秤から真っ直ぐ出た状態を保てます。

 

皆さんもどうぞお試し下さい。